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集会決議(11.15区庁舎移転条例STOP!区民集会)

本日、私たち有志は「葛飾区庁舎移転条例 STOP!区民集会」を開催致しました。

今、区庁舎の整備を取り巻く社会情勢は、大きく変化しつつあります。誰も予期しなかった新型コロナウイルスの流行は、消費税増税にあえぐ区民の暮 らしに大きな影響を与えました。区民が経済的に困窮し、また一極集中型の社会の終焉によって東京から地方へと人口が移動する中、この先、これまで と同じ水準の税収が確保できる保証はどこにもありません。限られた予算は、本当に急迫しているところに使うべきです。一方で行政サービスのオンラ イン化やリモートワークの普及により、区庁舎に求められる立地や規模の条件は大きく変化しています。そして今年に入ってからのウクライナ情勢や歴 史的な円安の影響を受けて、区庁舎の整備に要する各種費用も高騰が続きます。

多摩市や松戸市といった近隣自治体では、こうした情勢変化を踏まえた新庁舎の在り方へと、抜本的な見直しを開始しました。

私たちは区庁舎建替えの必要性そのものを否定するものではありませんが、駅前に巨大なハコモノをつくる現計画をこのまま進めれば、将来の葛飾区 を担う子供たちに大きな負担を残す結果となります。

与党か野党か、建替えそのものに賛成か反対か、そうした対立は今は必要ありません。今、問われているのは、私たち区民が毎日懸命に働いて納めた 税金を、区民自身のために使うのか、それとも区長のレガシー作りや、区外のゼネコン、デベロッパー企業の儲けのために使うのか、です。

現庁舎本館の入り口には「SDGs かつしか」の垂れ幕が架かります。目先の利害に惑わされず、今後 100 年間の葛飾区にふさわしい持続可能な区庁 舎の在り方を、区民も区議会も行政も一致団結して考えるべき時が来ているのではないでしょうか。

以上のことを踏まえて、要望致します。

 

葛飾区議会議員の皆様

1.区庁舎の建替えに関しては専門の特別委員会を設けたうえで、現在の社会情勢や区民の意向調査を踏まえた計画になるように、引き続き慎重な 審議をお願い致します。

2.上記の理由から、仮に第 4 回定例会に『葛飾区役所の位置を定める条例案』が提出された場合は、審議せず廃案とすることを求めます。

 

葛飾区長青木克德様

1.現在の区庁舎移転計画は十分に社会情勢の変化を踏まえた内容とはなっておらず、区民の意向もほとんど反映されていません。このような課題 が解決するまで、『葛飾区役所の位置を定める条例案』は提出しないでください。

2.区庁舎整備の在り方について、区民に対し、他の問題とは切り離した公式な説明と意見交換のための場を設けてください。

                                      以上

 

令和 4 年 11 月 15 日

葛飾区庁舎建替え問題を考える区民有志

および区民集会参加者一同

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